情報を腐らせない。毎日出す。西村創一朗が語る「情報収集の本質」はアウトプットにあった

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インタビュー連載企画。

自分の才能を活かして成功している方の才能に、株式会社Meee代表の八木仁平が迫ります!

 

今回お話を伺ったのは、株式会社HARESのCEOで複業研究家の西村創一朗さん。

なんと西村さんは学生の時から才能診断ツールである「ストレングスファインダー」を愛用している才能マニア。

どうやって自分の持っている才能を仕事に活かしているのかインタビューしてきました。

ストレングスファインダー…Webサイト上で177個の質問に答えていくことで、34種類の才能の中から自分が持っている5つが分かる診断

【西村創一朗(にしむら・そういちろう)】1988年神奈川県生まれ。大学卒業後、2011年に新卒でリクルートキャリアに入社後、法人営業・新規事業開発・人事採用を歴任。本業の傍ら2015年に株式会社HARESを創業し、仕事、子育て、社外活動などパラレルキャリアの実践者として活動を続けた後、2017年1月に独立。独立後は複業研究家として、働き方改革の専門家として個人・企業向けにコンサルティングを行う。講演・セミナー実績多数。2017年9月?2018年3月「我が国産業における人材力強化に向けた研究会」(経済産業省)委員を務めた。プライベートでは10歳長男、6歳次男、2歳長女の3児の父、NPO法人ファザーリングジャパンにて最年少理事を務める。

八木
今日は取材を受けていただきありがとうございます。

西村さんが最初にストレングスファインダーを受けられたのっていつなんでしょうか?

西村さん
2009年、大学2年のときですね。
八木
もう10年前なんですね。

それは何がきっかけで?

西村さん
学生時代から勝間和代さんが好きで、どこかのメディアで勝間さんが「ストレングスファインダーいいよ」と書かれていたのがきっかけです。

ストレングスファインダーの本は「さあ才能に目覚めよう」って怪しいタイトルだけど(笑)。

八木
確かに怪しいですよね(笑)。

ストレングスファインダーを受けた明確な目的はあったのでしょうか?

西村さん
当時、学生団体をやっていて。そのチームビルディング目的です。

頭の中では、みんな個性が違うってわかっている。

「では具体的にどう個性が違うの?」って。ちゃんと見える化できるようにしたくて。

 

 

八木
明確な目的があったんですね。それからは毎年受けてるんですか?

西村さん
基本的には毎年か、2年に1回とか。定期的にアップデートするようにしています。

八木
それは自己点検という意味で?

西村さん
ストレングスファインダーって上位3つはそんなに変わらない。逆に上位3つ以下、4~10上の方は割と変わるって言われてるじゃないですか。

実際、学生時代と、就職後営業をしていたとき、企画にいた時。それぞれで頭の使い方が変わるので、ストレングスファインダーの結果も変わってくるんですよね。営業を経験した時は”競争性”が上がっていましたし。

八木
なるほど。

最初からずっと”収集心”がトップでしたか?

西村さん
そこだけはずっと変わらないですね。

最初から”収集心”はずっと1位。

八木
すごいですね。何度も受けて、トップは変わらないんだ。

最初に”収集心”が出た時の印象は?

西村さん
完全にがっかりです(笑)。

“収集心”にガッカリした西村さん

西村さん

他の人が持っている才能はもっとかっこいいのに…と思いました。俺だけ”収集心”かよって。

今の上位5つは

  1. 収集心
  2. 未来志向
  3. 競争性
  4. 最上志向
  5. 戦略性

です。

胸を張って「俺の強みは”収集心”です」って言えるものではないなと、当時は思っていました。

 

収集心…もっと知りたいという欲求を持っている才能。気になる情報はあらゆる種類を集め、役に立つと思うと捨てずに保管しておく。

 

 

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ストレングスファインダーを受けるまで、自分の収集癖が才能だと気づいてなかった

八木
ストレングスファインダーを受ける前から、自分には”収集心”があるなっていう認識はあったんですか?

西村さん
全然なかったです。

自分が当たり前だと思ってやっていたことが、実は周囲からしたら当たり前ではなかった。

八木
才能って自分にとっては当たり前にできてしまうことなので、言語化されるまで気づかないことが多いですよね。

西村さん
ですね。自己分析ツールを使わないと、そもそも”収集心”というものが才能として存在すること自体知らなかった。

八木
そうですよね。子供のころからずっと、色々と集めていましたか?

西村さん
今思えば、小学生の時はポケモンカードや遊戯王のカード集めに夢中でした。

対戦することよりもカードを集めて、コンプリートすることが好きで。

八木
じゃあその収集癖は、今もずっと続いてるんですか?

西村さん
そうですね、ただ僕の場合は”収集心”の説明を読んでしっくりきた部分と、こなかった部分がありました。

“収集心”の説明に書かれているような、ただ単に集めること自体が好きなわけではなかったんです。

どっちかっていうと自分が集めたものを誰かの役に立てたい、ということの方が起点にある感じですね。

 

八木
元から収集心が人のために向いているんですね。

西村さんは最初の診断で出ていた”成長促進”と”収集心”が合わさって出ているのかも知れません。

成長促進(人の成長に携わることが好き)+収集心(物や情報を集めるのが好き)=人のための情報収集

西村さん
確かに、そうかもしれません。

 

リクルート時代、IT業界のニュース収集して毎日配信した「日刊創一朗」

八木
“収集心”という才能を活かし始めたのはいつからなんでしょうか?

西村さん
学生時代からブログを書くのが好きでやっていました。

八木
そうなんですね。

西村さん
当時は学生パパのブログを書いて、Twitterでめちゃくちゃリツイートされたりとか。

大学卒業と同時に一旦ブログは辞めて、リクルートに入社してから始めたのが「日刊創一朗」というものです。

これは意識的に”収集心”という才能を生かすために始めました。

八木
「日刊創一朗」ってどんな内容だったんですか?

西村さん
IT業界に関わるニュースを主に集めたメルマガを、リクルート社内に毎朝配信していました。

僕の場合、幸か不幸か片道1時間半の通勤時間があったので、ぎゅうぎゅうの電車の中でひたすらニュースを見まくってました。

Googleリーダーっていうツールで毎日200くらいの記事がリストアップされてくるので、その中から実際に記事を見て、絞って、要約して、会社に着いたらその内容をコピペしてメルマガのようにして配信する。

これを毎朝必ずやっていたんですよね。

八木
出社日は毎日書いていたってことですか?かなり大変じゃないですか?

西村さん
僕にとって情報を集めて編集するのは、朝起きて顔洗って歯を磨くことと、何も変わらない。

八木
マジですか…。

西村さん
習慣になってしまえば、全く苦ではないです。

八木

僕には全く想像できません。

大量の情報を毎日読んでまとめることが自然とできたのは、完全に”収集心”を強みとして使っているからですよね。

 

情報発信を毎日することでブランディングが出来る

八木
「日刊創一朗」は、情報をまとめて配信することを毎日続けたわけじゃないですか。それって仕事にも繋がったんでしょうか?

西村さん
仕事には繋がったと僕は思っています。

西村さん
当時、僕がやっていたのはインターネット業界を担当する人材紹介営業。

人材紹介営業って、お客さん(企業)を担当していて、お客さんが、例えばエンジニアが欲しいと言ったら社内のエンジニアを紹介するって仕事なんです。

要は、社内営業的なところが必要なんですよね。「こんないい企業があるからこんな人を紹介してくれ」みたいな。

こういう時にどこの誰だかわからない西村創一朗よりも、「あの『日刊創一朗』の西村創一朗君ね!」と言われる方がずっと良い。

毎日メルマガを配信することで、「インターネット業界のことなら西村に聞け!」みたいな社内ブランディングが部署を超えてできてました。

八木
じゃあ”収集心”で毎日ニュースを配信することで、社内で信頼を得たと。

西村さん
まさにその通りです。

 

情報を出せば出すほど、良質な情報を得ることが出来る

八木
毎日メルマガを配信していたことで、他にもメリットはありましたか?

西村さん
集めてきた情報を調理して自分なりに美味しく出すというトレーニングにもなっていました。

八木
トレーニングですか?

西村さん
そう。配信して全然反応なかったら「この料理はまずかったんだ」と。

食材に問題があったのか、調理に問題があったのか、あるいは味付けに問題があったのか…自分なりに分析する。その繰り返しですよね。

八木
それで、どんどん料理が上手くなっていく。

やっぱり”収集心”を活かすとなると外向きの意識なんですね。

西村さん
そう。自分が喜ぶだけならインプットだけでいいけど、それを仕事に活かすとなると、いかに誰かの役に立つ価値に転換するかが大事。

食材コレクターではなく、料理人になろうという発想が必要かと思います。

西村さんの冷蔵庫から次々と料理が飛び出してくる

八木
食材コレクターではなく、料理人になろうっていうのはいいですね。

西村さん
そんな記事を昔書きましたね。

参考 :アウトプットなきインプットは、料理をせずに食料を買い込むのと同じである。NOW OR NEVER

 

興味が絞られて来ると、”収集心”を持っている人はその分野の専門家になれる

八木
最近のお仕事で使われているHR(人事)に関する情報も、人との交換の中で手に入るものが多いんですか?

西村さん

人から入ってきますね。

人から貰える一次情報、そこに1番価値ある情報が眠っている。

本や記事はから得られる情報は色々あるけれど、本や記事になっている時点でもう古い情報なんですよね。

料理でも1番おいしいのは、漁港でとれたての魚じゃないですか。

記事になっているものとかって、保存料を利かせた加工食品みたいな感じ。

加工食品も美味しいけれど、新鮮なものには敵わない。

だから食材の新鮮さを意識することが大事です。

八木
説得力がすごい…。

西村さん

でも何も情報のストックがない、知識がない状態で良い情報に触れても価値を感じることはできない。

だから自分自身の知識を本や記事で底上げしておきながら、その状態で一次情報に触れるといいのかなと。

八木
いきなり一次情報を得ようと行動してもダメってことでしょうか?

西村さん
もそも価値ある一次情報を供給してもらうためには、「自分はこれくらい知っている人なんだよ」ということを周りに知ってもらうことが重要。

その手段として得た情報の発信が大事だということです。

“収集心”への愛が溢れ出ている西村さん

西村さん
情報発信の時って、何かのテーマを自分なりに設けるわけじゃないですか。

そうすると、これについて詳しい人って周りが勘違いしてくれたりとか、少なくとも、これに対して興味のある人なんだと周りに伝わる。

その結果、勝手に人が情報を運んでくれるようになる。

八木
情報を発信して周囲の人に専門家だと思ってもらえると、情報が更に集まってくるということですか?

西村さん
その通りです。

八木
その流れがわかったら自分のために情報を集めている”収集心”の人も、自然にアウトプットができるようになりそうですね!

“収集心”の人は情報がいくらでも欲しいから、情報を得るためには発信するのが1番効率のいい方法だと分かれば、アウトプットのスピードも上がる。

西村さん
そうそう。まさに。

八木
それはめっちゃ重要な意識ですね。

「情報を得る→発信する→周りから信頼される→より新鮮な情報が集まってくる」という流れを作れば良いんですね。

 

どんなに良い食材を集めても、料理しなければ腐ってしまう

西村さん
僕の持っている価値観として、どんなにいい食材をたくさん集めたとしても、それを料理して誰かにふるまわなかったら冷蔵庫の中で腐っておしまいっていう考えがあります。

せっかくいい食材を集める力はあるのだから、その食材をどう料理するかってところまで考えられると、”収集心”が外向けの強みとして発揮できて、自分の自信になるんじゃないかと思います。

料理の例えがお気に入りの西村さん

八木
そこですよね。まさに。腐ってしまったらもったいない。

うーん、でもそこができない人が多いのかな。腐らせている人ばかり。

西村さん
そうですね。せっかくいい食材を集めても冷蔵庫の中に入れっぱなしではもったいない。

八木
西村さんの情報集めのポイントって「人の役に立つか」何でしょうか?

西村さん

いや、どちらもありますね。

世の中に必要とされそうな情報を、他者に発信するために集めるのが半分。

一方で、自分の興味を起点に集める情報ってのも当然あるんで。

どっちかに偏ってもつまらなくなる。

自分の興味だけだと独善的になって、自己完結にしてしまう。

世の中に寄りすぎても、他と同質になってしまう。その両方が大切な気がします。

八木
なるほど。”収集心”のバランスが取れていますね。

西村さん
はい、バランスが取れるようになると”収集心”が活かせるようになると思います。

 

八木
最近の仕事でも”収集心”って活かされているんですか?

西村さん
僕の仕事は今だと組織でHRや働き方のコンサルというか、専門家的な立ち位置なので、自分のことを研究者だと思っています。

大学の教授とかではないんですけど、”収集心”という才能を生かしやすい仕事ですね。

八木
ストレングスファインダーの”収集心”の解説には「あなたは興味がある分野があれば、専門家になりましょう」って書いてありますよね。

西村さん
まさに。

八木
じゃあ、”収集心”を使ってひたすらHR(人事)や働き方についての情報を集めつづけている、と。

西村さん
そうです。

八木
やっぱり”収集心”は興味の焦点が絞られると、一気にその専門家になれるんですね。相当強くなる。

西村さん
ですです。

八木
いいですね。”収集心”すごい。強みとして活用すればこんなに可能性があるのか。

西村さん
収集心”の使い方だけでも本当に奥が深いですよね。

八木
僕は”収集心”持っていないので、聞いていて羨ましくなりました。

西村さん
逆ですよ。最初は”収集心”ってなんてダサいんだって思いましたから。34ある資質の中で、文字だけでみたら1番ダサくないですか。

八木
(笑)

 

持ってないものを嘆くより、自分の持っている武器をどうやって活かすかに集中した方が良い

西村さん
僕の場合は”収集心”を活用していますが、ストレングスファインダーで分かったものならどんな資質でも良いと思うんです。

西村さん
ストレングスファインダーで出てきた結果を見て、「なるほど」と納得するだけではなく、これをどう活かすか。

受けた結果出てきた資質は、与えられた武器みたいなもので。

それが剣なのか、弓なのか、あるいは盾なのか、もしくは黒魔法なのか白魔法なのか。そういう世界の話だと思うんです。

診断後に得た武器をどう使うかがより大事です。

八木

まさにそうですよね。

それでいうと、”収集心”持っている人に向けて、「今日からこれを始めてみては」みたいなアドバイスはありますか?

西村さん
“収集心”が1番生きやすい仕事って、編集・ライティングなのかなとは思っていて。

つまり自分が集めたものをどう美味しい料理にするかの部分。

八木
はい。

西村さん

“収集心”を持っている人って、どう伝えると価値になるか考えることにワクワクできる人種だと思っています。

だから、せっかく集めている情報があれば、それを生かしてどんな料理を作ったら周りが喜んでくれるかを考えてみることが大事です。

そもそも、自分が今どんな野菜を集めているのかすら見える化できていないのであれば、Evernoteでもメモ帳でもなんでもいいですけど、何かに集約して眺めてみる。

まずは棚卸しから始めてみたらいいと思います。

また、集めている情報の中で「これは発信したら誰かの役に立ちそうだな」というものがあれば発信してみる。

いきなりブログだと厳しい人はTwitterでもFacebookでもなんでもいいので、発信する。

八木

自分の持っている情報を振り返って、まずは外向けに自分を出してみる、と。

そうすることで、自分の情報に価値があるのかどうかが分かっていくということですね。

西村さん
そうです!発信していくことでどんどん情報も集まってくるようになるので一石二鳥です。

八木
ありがとうございます。

 

おわりに

10年間”収集心”の使い方を模索し続けている西村さんは、神の域まで達していました。

これはもはや”収集心”というよりも”収集神”まで進化した状態でしょう。

 

“収集神”西村さんに教わったのは、情報収集のためにはアウトプットまで含めて意識するのが重要だということ。

せっかく手に入れた情報という食材はできるだけ料理して提供して見ることが”収集心”を活かすポイントだと分かりました。

ぜひ、明日からの行動に自分の才能を活かせるポイントを見つけてみてくださいね。

 

西村創一朗さんTwitter :@souta6954

〈取材・テキスト=八木仁平(株式会社Meee代表)・Kana Fukuhara/編集=世良菜津子/撮影=早川結希

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